顔の黒いポツポツ、膨らんだシミ「脂漏性角化症」かもしれません
公開日:2025/05/22 更新日:2025/05/22

テレビや街中で、男性の顔に黒っぽいポツポツが見えて気になったことはありませんか?
それは「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれる、加齢とともに現れる良性の皮膚腫瘍で、一般的には「老人性イボ」として知られています。
この症状は特に高齢の男性に多く見られますが、早い方では20代から発症するケースもあります。
今回は、この脂漏性角化症(老人性イボ)について、特徴・原因・治療法をご紹介します。
脂漏性角化症(老人性イボ)とは?
脂漏性角化症は、いわゆる「シミ」が盛り上がってイボ状になったものです。多くの場合、老人性色素斑(シミ)が進行して発生します。
特徴と原因
●感染しない皮膚の変化
ウイルスが原因のイボとは異なり、脂漏性角化症は他人に感染することはありません。
●市販薬では効果なし
ウイルス性ではないため、市販のイボ取りシールや美白剤はほとんど効果がありません。
主な原因は紫外線と加齢
特に40代以降の方に多く、紫外線にさらされやすい顔・頭・手足に現れやすいのが特徴です。
治療方法:炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)
脂漏性角化症は皮膚の浅い層に限局しているため、レーザーでの除去が非常に効果的です。
CO₂レーザーの特徴
●短時間の施術(数分程度)
●出血がほとんどない(同時に血管を焼灼)
●傷跡が目立ちにくい
治療の流れ
①治療部位に麻酔を行います
②CO₂レーザーを照射して除去します
③軟膏を塗布し、保護テープでカバーします
気になる症状がある方へ
「顔の黒いポツポツが気になる」
「最近、シミが盛り上がってきた」
このような症状に心当たりのある方は、お気軽に当院までご相談ください。
施術名:イボ取り (イボ治療)
施術の内容
イボの組織にレーザーを照射して除去する治療です。大きさにより切除による除去を行うことがあります。治療のリスク・副作用
内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、患部に凹み、ケロイドなどが生じる可能性があります。
切除の場合、出血、痛み、創部感染、縫合不全・傷跡の赤み、色素沈着などを生じることがあります。再発、ケロイド、瘢痕などができ可能性があります。
まれな副作用として局所麻酔および薬剤によるアレルギーがあります。
治療費
3,300円〜55,000円(税込)
治療期間
3ヶ月程度
通院回数
1回~4回程度
施術名:炭酸ガスレーザー
施術の内容
ホクロやイボ、盛り上がりのみられるシミやニキビのターゲット組織を除去する治療です。治療のリスク・副作用
内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、患部に凹み、ケロイドなどが生じる可能性があります。
治療費
3,300円〜55,000円(税込)
治療期間
3ヶ月程度
通院回数
4回程度