脂漏性角化症(老人性イボ)と脂腺増殖症が混在したお肌の治療動画と2週間の経過
公開日:2025/05/12 更新日:2025/05/12

今回は、脂漏性角化症(老人性イボ)と脂腺増殖症が混在している患者様の症例をご紹介いたします。
脂漏性角化症(老人性イボ)とは?
脂漏性角化症は「老人性疣贅(ゆうぜい)」とも呼ばれ、シミが盛り上がったようなイボ状の皮膚変化を伴います。加齢や紫外線の影響によって生じるもので、20代から発症することもありますが、40代以降に増加する傾向があります。
このイボはウイルス性ではないため、市販のイボ取りシールや美白化粧品では効果がありません。紫外線を浴びやすい顔や手足、頭部などにできやすいのが特徴です。
脂腺増殖症とは?
脂腺増殖症は、皮脂腺が過剰に増殖することでできる黄白色のできものです。額や鼻、頬など、皮脂分泌の多い部位に現れやすく、ニキビのように見えることもあります。
30〜40代以降に多く見られますが、脂性肌やホルモンの影響、免疫抑制剤の使用などによって若い方でも発症することがあります。痛みやかゆみはないものの、半年以上治らない場合は受診をおすすめします。
炭酸ガスレーザーによる治療
当院では、脂漏性角化症と脂腺増殖症に対し、炭酸ガスレーザーを使用した治療を行っています。
炭酸ガスレーザーは、水分に反応して熱エネルギーを発生させる特性があり、皮膚の浅い層にある病変を的確に蒸散させることが可能です。
特に脂漏性角化症においては、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
一方で、脂腺増殖症は皮膚の深層に及ぶ場合が多いため、通常のイボと異なり、より丁寧なレーザー治療が必要です。
当院では、個々の皮膚状態をしっかり診察しながら、安全かつ効果的な治療をご提供しております。
治療前と、治療から2週間後の経過です。
脂漏性角化症、脂腺増殖症が気になる方は、是非、お気軽にお問い合わせください。
施術名:イボ取り (イボ治療)
施術の内容
イボの組織にレーザーを照射して除去する治療です。大きさにより切除による除去を行うことがあります。治療のリスク・副作用
内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、患部に凹み、ケロイドなどが生じる可能性があります。
切除の場合、出血、痛み、創部感染、縫合不全・傷跡の赤み、色素沈着などを生じることがあります。再発、ケロイド、瘢痕などができ可能性があります。
まれな副作用として局所麻酔および薬剤によるアレルギーがあります。
治療費
3,300円〜55,000円(税込)
治療期間
3ヶ月程度
通院回数
1回~4回程度
施術名:シミ半年プラン
施術の内容
シミ治療はレーザー光やIPL光などの照射、注射などにより、メスを使わずメラニン色素を破壊したり、肌に熱を加えることで肌質を改善したりすることが可能な治療です。(レーザートーニング、ライムライト、Qスイッチルビーレーザー、Yagレーザー、QスイッチYAGレーザー、炭酸ガスレーザー、イオン導入)施術名:炭酸ガスレーザー
施術の内容
ホクロやイボ、盛り上がりのみられるシミやニキビのターゲット組織を除去する治療です。治療のリスク・副作用
内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、患部に凹み、ケロイドなどが生じる可能性があります。
治療費
3,300円〜55,000円(税込)
治療期間
3ヶ月程度
通院回数
4回程度