鼻のあざのレーザー治療!何回目で薄くなった?

今回は生まれつきあった『鼻のあざ』の治療のご紹介です。

回数はかかりましたが綺麗にとることができました

Qスイッチルビーレーザーを使用し、3カ月ごとに7回程照射をした経過です

 

最初はなかなか効果が見えづらく思いますが、4回目照射後の経過をみるとかなり薄くなっており、

範囲も狭くなっています。

7回照射後には全く目立たなくなり、お化粧で隠すこともなくなったそうです

 

◎そもそも『あざ』と『シミ』は何がちがうのか?

 

それは『メラノサイト』とよばれるシミを作り出す器官のある位置です。

通常のシミは表皮基底層(浅い層)に出来ますが、アザは真皮の中(深く)にできます。

 

メラノライトが増殖することで、メラニンが通常と比べて多く生産され、

皮膚の深い層にメラニンが沈着して、あざが発症します。

通常存在しないはずの真皮層でメラノライトがなぜ増殖するのか、その原因は解明されていません。

有色人種に多く、男性よりも女性に多くみられます。

出生後から1歳までに発症する早期型と思春期以降に発症する遅延型があります。

臀部に出来る蒙古斑にも似ていますが、あざは自然消退することはほぼありません

シミよりも深くに存在しているため光治療でも改善は難しくなります。

 

以前までは雪状炭酸圧抵法や皮膚剝削術、植皮術もありましたが整容的に劣ります。

Qスイッチ付きレーザー照射により瘢痕形成なく照射が可能となったため、

現在ではレーザー治療が第一選択となりました。

 

Qスイッチルビーレーザーはメラノサイトを選択的に破壊することにより病態を改善させることができます。

波長が短い光ほどメラニンの吸収率は高いですが、皮膚深部への深達度は波長が長い光の方が優れています。

 

 

★照射後は1週間ほど軟膏塗布とテープ保護が必要となります。

同一部位を3~6か月以上の間隔5~6回程度の照射により効果が得られるといわれています。

細胞外に放出されたメラニンがマクロファージにより除去されるには約3カ月を要するので、

色調が薄くなるのには時間がかかります。

しかし回数を重ねることできちんと結果も得られます。

 

仕方ないと思ってあきらめてしまっている方。

頑張ればここまで改善できる可能性もあります。ぜひご相談にいらしてください

施術名:Qスイッチルビーレーザー

施術の内容
Qスイッチルビーレーザーはメラニン色素に強く反応するレーザーで、正常な皮膚へのダメージを少なく、シミ、そばかす、あざなどの治療を行います。
治療のリスク・副作用

内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、ごくまれに白抜けする可能性があります。

治療費

5mmまで11,000円(税込)、1cmまで22,000円(税込)

治療期間

3ヶ月程度

通院回数

4回程度