ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と肝斑が合併された方の治療

ADMとは


ADMとは、後天性真皮メラノサイトーシス(略してADM)、別名、両側性太田母斑様色素斑ともいいます。両側の頬に数mmほどの、灰褐色、もしくは青褐色の小斑点が左右対称にみられ、鼻、鼻根部、鼻の孔に小斑点や均一なシミ、両側の額の生え際や、両側の下まぶたに地図状に生じることもあります。

 

ADMの特徴として、一般的なシミはメラニンが表皮内に増えるのに対し、ADMは真皮内に増えることです。女性の方が男性よりも10倍ほど発症しやすく、10代後半から30歳代にかけて発症し、20歳代に発症のピークがあります。

また、ADMは全人種に生じるのではなく、アジア、特に東アジアの日本、韓国、中国に多く、タイやシンガポールでもみられます。

 

ADMは、両側対称性に生じるため、肝斑との区別が難しいですが、ときに、肝斑やソバカスと合併することもあり、正確な診断は非常に難しいあざの一つと言われ、原因もはっきりとしたことがわかっておりません。

 

治療方法


Qスイッチルビーレーザーで治療を行います。

 

Qスイッチルビーレーザーとは・・・

当院のQスイッチルビーレーザーは、Qスイッチと短パルスのモード切替をすることができます。この発振モードを切り替えることで、シミの種類に合わせた治療を行うことができます。Qスイッチモードでは周囲組織への影響を少なく、メラニン色素を選択的に破壊することができ、シミやアザなどの深在性色素疾患の治療が可能です。また、短パルスモードはメラニン色素を破壊しますが、表皮へのアブレーション効果があり少し厚みのある表在性のシミやホクロの除去などに用いることができます。

 

Qスイッチルビーレーザーの治療の流れ

保冷剤で治療部位を冷やし、レーザーを照射します。冷やすことによりレーザーの照射時の痛みを緩和させることが出来ます。照射後、軟膏を塗り、透明なテープもしくは、目立たない茶色いテープを貼ります。レーザー後の炎症を抑えるために、一週間後の診察まで、軟膏とテープを貼りつづけます。

 

肌と歯のクリニック東京ベイ幕張の症例


ADM・肝斑が合併され、当院でしみ半年プランの治療を受けられた患者様です。

 

当院でのしみ半年プランは、しみに関する治療がすべて含まれている内容となっております。しみ半年プランを受けられた患者様が、お知り合いの方に当院をご紹介してくださる際、「しみとり放題プラン」と説明される方も多くいらっしゃり、あらゆるしみ治療が含まれています。

 

今回の患者様は、お肌の治療であるピーリング、ライムライト、イオン導入に合わせ、肝斑も併合されていたため、肝斑の治療でもあるレーザートーニングを最初の月には毎週、2カ月目には隔週レーザートーニングを行いました。

 

また、ADM治療、そしてポイントのしみの治療として、お仕事の関係上、長期休み前にテープを貼る治療をご希望されたため、ゴールデンウィーク前、そして、夏休み前にQスイッチルビーレーザーをADM、そしてポイントのシミに治療を行っています。

(しみ半年プランは、治療を受けられる患者様のご都合、ご予定に合わせてテープを貼る治療を行えるというのも特徴の一つかと思います。)

 

Qスイッチルビーレーザーの経過として治療後、同じ場所の治療を行う際には、色素沈着等が治まり、医師の判断により3か月後に治療をすることが多いです。

 

【施術名】
しみ半年プラン
【価 格】
330,000円

 

【治療内容】
5/2-11/2の半年の期間
5月2日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
・Qスイッチルビーレーザー
5月9日
・レーザートーニング
5月14日
・レーザートーニング
5月21日
・レーザートーニング
5月28日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
6月11日
・レーザートーニング
6月25日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
7月30日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
8月18日
・Qスイッチルビーレーザー
8月27日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
9月24日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入
10月29日
・サリチル酸マクロゴールピーリング
・レーザートーニング
・ライムライト
・イオン導入

 

当院では、カウンセリングから、
レザー治療、光治療、すべて院長が自ら行っております。
肌のこと、歯のことお気軽に、
043-386-9138までお問合わせくださいませ。

クリニックしみ治療ページはこちら・・・

 

施術名:あざ治療

施術の内容
メラニン色素に反応するレーザーにより、あざの原因である母斑細胞を破壊し、色を取り除く治療です。
治療のリスク・副作用

内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、色素沈着などを生じることがあります。また、治療を繰り返すことにより白抜けする可能性があります。

治療費

保険治療

治療期間

6ヶ月~2年程度

通院回数

6回~12回程度

施術名:シミ半年プラン

施術の内容
シミ治療はレーザー光やIPL光などの照射、注射などにより、メスを使わずメラニン色素を破壊したり、肌に熱を加えることで肌質を改善したりすることが可能な治療です。(レーザートーニング、ライムライト、Qスイッチルビーレーザー、Yagレーザー、QスイッチYAGレーザー、炭酸ガスレーザー、イオン導入)