現在、粉瘤治療は既存の患者様とご紹介の患者様のみに制限させていただいております。
ご予約をいただいても、ご来院が数ヶ月先になる可能性がございます。
炎症がひどい方は、他院へのご相談をご検討ください。
当院の粉瘤(アテローム)除去について
当院では粉瘤(アテローム)除去の際に、患者様の治療中、治療後の負担をできる限り軽くするために、
粉瘤除去の低侵襲化に力を入れています。従来の皮膚を切開し粉瘤を取り除く方法の場合、粉瘤の大きさ以上の傷跡が残ってしまいます。
当院では、熟練した美容皮膚科医が治療をすることで、術後の傷跡を目立ちにくい形で粉瘤除去を行っております。
また術後の傷跡が気になる方は、傷跡を消すためのレーザー治療のご案内も可能です。
患者様の
ライフサイクルに
合った治療計画
当院のドクターカウンセリングは、診察・診断だけでなく、患者様の治療に至った背景などをお伺いさせていただき、ライフサイクルに合わせた治療計画をご提案させていただきます。
術後の傷跡を早く
消したい場合も安心
術後の赤みや黒ずみは半年ぐらいで消えることが多いですが、より早く消したい場合は内服薬や外用薬による治療を加えることもできます。
くり抜き法による
粉瘤(アテローム)
除去
当院では粉瘤除去に「くり抜き法」での治療も行っております。くり抜き法での粉瘤除去では通常の方法と比較し、治療後の傷跡が目立ちにくいため、患者様の精神的負担を軽くすることができます。
粉瘤(アテローム)とは
粉瘤(アテローム)は何かしらの原因により皮膚の内部に袋が作られ、
その中に角質や皮脂が溜まることで、最初は小さかった袋が徐々に大きくなっていきます。
粉瘤は良性の腫瘍ですが、ヘソと呼ばれる黒い開口部ができることがあり、そこから細菌が入り込むことで炎症することがあります。
この状態を炎症性粉瘤といい、ズキズキとした痛みや赤みを伴い化膿します。
発生部位
発生部位は皮膚がある部位であればどこでも発生します。顔面、背部は特に多くみられ、その中でも耳は好発部位となります。それ以外でも頭部、腹部、指、四股、臀部、外陰部、頚部、腰、肩、腕、太もも、ふくらはぎなどで発生することがあります。
色
発生初期は小さく、白色や肌色で目立ちません。しかし大きくなると、黒色、黄色、青色などに変化していきます。
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粉瘤(アテローム)が
できるメカニズム粉瘤(アテローム)ができる原因はわかっておらず、外傷や何らかの理由で表皮が皮膚の下に埋没したことで袋が形成される可能性やウイルスの感染が原因ではともいわれており、粉瘤ができるメカニズムの解明には至っていません。
粉瘤(アテローム)の治療方法
当院では粉瘤(アテローム)の状態や患者様の生活スタイルに合わせたご提案が可能です。
粉瘤(アテローム)の除去において、治療経験が豊富な医師が治療計画をご提案させていただきます。
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切開による粉瘤(アテローム)除去
粉瘤を紡錘形に切除する場合、状態にもよりますが、直径の半分から8割程度を目標に切除をしております。
- 粉瘤のサイズに合わせマーキング
- 紡錘形に切開線をデザイン
- 切開線に沿って切開。
局所麻酔をしているので痛みはありません。
- 粉瘤の摘出
- 傷跡の洗浄と血腫を作らないための真皮縫合
- 表皮縫合をしてガーゼで圧迫
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くり抜き法による粉瘤(アテローム)除去
くり抜き法とは、特殊な医療器具で粉瘤に小さな穴をあけ、その穴から粉瘤の内容物を絞り出します。その後、しぼんだ粉瘤の袋を抜き取る方法です。くりぬき法での粉瘤除去により「顔にできるだけ傷を残したくない」「綺麗に仕上げたい」など、患者様のご希望に添える治療方法をご提案させていただきます。
- 従来の方法と比べ傷跡が小さく、仕上がりが綺麗になる
- 手術時間が短い(粉瘤の大きさによりますが10分〜20分程度)
- 従来の方法と比較し、再発する可能性が少し高くなる可能性がある
- 癒着の強い粉瘤は適応外
粉瘤(アテローム)除去の治療の流れ
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診察・カウンセリング
カウンセリングでは、医師が患者様の粉瘤(アテローム)やお悩みをお聞きいたします。その上で最適な治療方法をご提案いたします。
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治療前準備
お顔の治療の場合は、バウダールームにてメイクを落としていただきます。
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麻酔
粉瘤(アテローム)の周囲に局所麻酔を注射します。当院では極細の針を使用するので、麻酔時の痛みを最小限に抑えることができます。
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粉瘤の除去
1回の治療は15分~30分程度で、麻酔をしているため痛みの心配はありません。くり抜き法の場合は、術後は軟膏を塗りガーゼで患部を保護して終了です。切除による粉瘤の除去の場合は傷口を縫い合わせます。
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アフターケアとダウンタイム
手術後はほとんどの方が通常通り出勤や通学していただけます。
・術後は、1週間後、1か月後、3か月後に経過観察のための来院が必要です。
・抜糸が必要な場合はそれまで通院の必要はありません。
・手術当日と翌日の飲酒は控えてください。
・出血の可能性があるため、手術当日と翌日の運動は控えてください。
・手術当日の入浴は、出血のリスクがあるため控えてください。翌日以降はシャワー浴にて石鹸で傷口を洗っていただけます。一週間程度で通常通りお風呂やプールをご利用いただけます。
※所用時間は目安です。
※施術内容によっては、上記と同じ流れにはならないこともございます。
症例写真
当院は患者様の肌質や生活習慣に合わせた治療計画と結果にこだわった治療をご提供させていただいております。
粉瘤(アテローム)除去のよくある質問
粉瘤(アテローム)除去後の再発のリスクはありますか?
粉瘤(アテローム)がしっかりと取りきれていれば、再発することはありません。ただ、炎症を伴った粉瘤の場合、周囲に病変が飛び散っている可能性があり、取り残しが出ることがあります。その場合、数ヶ月後に再発することがあります。
粉瘤が悪性化する可能性はあるのでしょうか?
ほぼありませんが、悪性化したという報告はありますのでゼロではありません。
粉瘤は取り除かないといけないのでしょうか?
粉瘤は良性腫瘍のため、取り除かなければならないわけではありませんが、徐々に大きくなっていって外見的に目立つ(大きくなってからではその分傷が大きくなる)、細菌が入り込み感染する、希に悪性化するといったことがありますので、小さいうちに取り除くことをおすすめいたします。
粉瘤はすぐに取れますか?
非常に小さい数ミリ程度の瘤であれば、すぐに取ることも可能です。しかし、数センチ以上と大きな粉瘤の場合は、別の日に手術のご予約をお取りいただいております。腫れを伴い痛みがある場合は、医師の判断で当日処置をする可能性もございます。
手術中は痛みがありますか?
手術前に局所麻酔をするため手術中の痛みはありませんが、局所麻酔を注入する際に注射の痛みが伴います。当院はあらゆる痛みに配慮し、極細の注射針で麻酔をしております。
手術の跡は消えますか?
残念ながら、多少の傷跡は残ります。当院では、最も目立たない手術方法をご提案させていただいております。
粉瘤の手術後、どれくらいの頻度で通院しないといけませんか?
通常、1週間後の抜糸までは通院の必要はありません。ただ、医師の判断で比較的大きな粉瘤や炎症を伴う粉瘤を処置した場合は、翌日の経過観察にご来院いただくこともあります。
粉瘤の除去手術の時間はどれくらいかかりますか?
およそ10分〜20分かかります。数ミリ程度の小さな粉瘤の場合は5分程度で終わります。
粉瘤の除去手術後、飲酒は出来ますか?
粉瘤の除去手術当日、翌日は、出血のリスクがあるため飲酒はしないようにお願いしております。
粉瘤の除去手術後は入浴の制限はありますか?
粉瘤の除去手術当日は、出血のリスクがあるため入浴は控えてください。翌日以降は、シャワー浴にて傷口も洗っていただいてかまいません。術後一週間は、シャワー浴をお願いしております。
粉瘤の除去手術後は運動をしてもよいでしょうか?
粉瘤の除去手術当日、翌日は出血のリスクがあり、運動は控えるようにお願いしております。以降は軽い運動なら問題ありません。また患部が関節の場合、その部位は極力動かさないようお願いしております。
料金表
施術 | 範囲 | 価格(税込) |
---|---|---|
粉瘤手術
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露出部の場合 | 5,500円〜15,400円程度 |
非露出部の場合 | 4,400円〜14,300円程度 |
施術名:粉瘤の除去
施術の内容
切除により、内容物と、内容物を包む袋状の組織を取り除く治療です。治療のリスク・副作用
出血、痛み、創部感染、縫合不全・傷跡の赤み、色素沈着などを生じることがあります。再発、ケロイド、瘢痕などが生じる可能性があります。
まれな副作用として局所麻酔および薬剤によるアレルギーがあります。
治療期間
3ヶ月~6ヶ月程度
通院回数
1回~3回程度
現在、粉瘤治療は既存の患者様とご紹介の患者様のみに制限させていただいております。
ご予約をいただいても、ご来院が数ヶ月先になる可能性がございます。
炎症がひどい方は、他院へのご相談をご検討ください。